「何を避けるか」ではなく「何を選ぶか」を, 2007/2/10
By fusianasan2 - レビューをすべて見る
薬であれ毒であれ、摂取量がある程度にならないとカラダに影響は出ません。 症状が軽いからと錠剤を半分に割って呑んだら、全く効かなかったという経験をお持ちの方も居られるでしょう。
さてみなさん(浜村淳風に)。
ここに、防腐効果と酸化防止のある食品添加剤AとBのふたつがあるとします。 Aは防腐に著しい効果を示すが酸化防止の効果は僅か。 Bは酸化防止に著しい効果を示すが防腐の効果は僅かです。
もし、食品添加物の種類を減らしたいのであれば、AでもBでもイイから大量に添加すればOKですよね。 でも、添加量を最低限に抑えて、最大限の効果を発揮させたいのであれば、目的別に最適な添加物を最小限ずつ添付するのが一番イイやり方です。
皆さんがスーパーマーケットで、あるいはコンビニで、添加物のラベルを見て畏怖される「ズラリと並んだ食品添加物の表示」とは、つまりは、そういうことなんです。
この本が問題なのは、「この食品にはこんなにたくさんの食品添加物が入っている」という言葉の中にある『たくさん』の意味が、『多量』ではなく『多種』であるという点にあります。
食品添加物の量は、動物に全く害が現れない量に対して100倍をこえる安全率を見込んだ量に法律で制限され、しかも実際の摂取量はそれよりも少ないのです。
この本に書かれたショッキングな内容に反応して、食品添加物に恐怖感を抱く気持ちは良く分かります。
しかし、過剰な反応は、少なくとも“賢い消費者”のすることではありません。
「食品添加物の表示」で取捨選択するのではなく、「どういう素材をどういう工程で作ったのか?」を調べて取捨選択の判断をして下さい。


